唐門について
円覚寺の唐門は、方丈の正門と、舎利殿の前に立つ正続院の唐門があります。(後者は普段は非公開です)
方丈の正門である唐門は、天保十年 (1839) の建立で、桁行きはおよそ3.3mです。
彫刻が見事です。唐破風の懸魚には菊の花と葉、大瓶束の両側には亀に波、その上には雲形が彫られています。台輪と虹梁の間には鳥と松などが見られ、対する奥側には龍があります。
両扉にある龍・雲・波濤の彫り物も見事です。
舎利殿の前にやや小ぶりの正続院 唐門があります。(普段は非公開ですが、遠くから眺めることはできます。)
天保十年 (1839) 以降で近いところと推察されています。
正続院 唐門
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