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鐘楼について一辺約 5メートルの石積みの基壇に立ち、茅葺入母屋屋根の鐘楼です。柱は、内転 (うちころび:内側に傾斜) で、面は几帳面取り (角を挟んで、角近くの両面に彫りを入れたもの) です。 足元に地覆、柱頂に頭貫を通しています。また、それぞれに小脇壁をたてています。 (小さい写真、左から1、2番目) 斗栱は三斗で、各面の中備えに一組の拳鼻付三斗を配り、 丸桁(通実肘木付)を受けます。 (小さい写真、左から3、4番目) 軒は一間半繁垂木です。 (小さい写真、右から2番目) 内部は出三斗により天井桁を受け、几帳面取りの天上縁をまわし、 鏡天井を設けています。 (小さい写真、一番右) 頭貫木鼻・拳鼻・丸桁木鼻は宝暦 (1751 - 64) のころの様式をよく現し、年代が明確なため、 他との比較の上で、一つの基準になるとのことです。 |