西来庵の唐門について
西来庵にある唐門は、上記の唐門と同様で、もとは寛永三年(1626)から同五年の間に建立された芝増上寺の徳川秀忠夫人崇源院の御霊屋にあった唐門を移築したものとのことです。
桁行きが約 2.7m で、唐破風が妻側にあり、平入りの唐門です。2本の本柱の前後に控えを配したもので、構造としては棟門と同様です。
台輪の上には実肘木付の三斗を配し、桁と棟木を受けます。その上に弓状の輪垂木をのせます。
構造としては棟門形式です。
細部は禅宗様で、桃山風の意匠を示しているとのことです。
西来門へいたる西来庵の入口の門とその参道です。
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