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本 堂本堂は、桁行(正面の幅)九間(およそ25メートル)、梁間(奥行き)十一間(およそ25メートル)で、仏堂としては市内で最大の ものです。屋根は入母屋造り、銅板葺きで、瓦棒がつきます。 正面には三間の唐破風付の向拝を設けています。(上の写真、一番左) 向拝の内側は、虹梁と中間の大瓶束、その上の 三斗、さらに海老虹梁で繋ぎます。手挟みや象鼻も見事です。(上の写真:左から2,3) 正面中央には双折 (もろおり) 桟唐戸がつき、その両側にはそれぞれ2つの火灯窓がつきます。 外周りは、下から切目長押、内法長押、頭貫で、 柱の上には三斗、その中間には簡単な蟇股が配されています。 (上の写真:左から4,5,6) 内部は、外陣 (げじん) が梁間五間ありますが、前側外陣が二間と内側外陣三間になっています。 前側の外陣の上には、虹梁が懸かり、その中間に大瓶束が配され、さらに外側から虹梁が載るという形で、 これが横に八つ連なるので見ごたえがあります。 その奥中央が内陣で、両脇に脇陣があり、一番奥は見えませんが後陣となっています。 内陣と外陣の間の柱は金襴巻で、飛天の透彫の欄間、その上部には豪華な蟇股が配され、大変荘厳、 華麗な造りとなっています。(写真下) |