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本堂について桁行き五間 (約 10.9 メートル) 、梁間五間 (各約 10.9 メートル) 、ですが、正面の柱割では三間です。 安政六年(1895)の大修理をおこなったものが基で、その後の改修も加わっています。 (小さい写真 一番左) 外側の柱は角材を用い、縁長押、内法長押を用います。柱間は、舞良戸引き違いです。 (小さい写真 左から二番目) 外側の上部は、小壁貫をめぐらしています。斗栱を組まず、柱が直接桁を受けます。 (写真 左から三番目) 両側面の縁の後ろ端には脇障子を設けています。 (小さい写真 左から四番目) 正面には一間の向拝をつけます。 (小さい写真 右から三番目) 向拝は、虹梁で結び、上に蟇股を載せます。(右から二番目) 本堂と向拝の前部分を結ぶ虹梁を実肘木付三斗で支えます。(一番右) 内側は、上端部に粽のある丸柱です。金襴巻や朱漆塗とし、頭貫・台輪・斗栱・小壁に彩色模様を施して、外見と違った、大変華やかな内部です。 これらの色彩も安政の修理の時のものということです。 |