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二天門について二天門の建設は嘉永元年(1848)頃と推定されています。桁行 (正面) 三間、梁間 (奥行) 二間の八脚門で、中央は約4m、両脇は各 約2.4m、合計 8.8mです。 正面の中央には飛貫を虹梁とし、その上に彫刻欄間を設け、翼のついた龍(飛龍)などが彫られています。その上は出組みと蟇股で軒を支えます(上の小さい写真の左から2〜4番目) 両脇の飛貫の上は連子欄間とし、頭貫の端には、象(または獏)や獅子の形の彫り物がつきます。(同 5〜7番目) 屋根の側面は、切妻造りで、虹梁 (こうりょう) が二段になった二重虹梁式です。虹梁と虹梁の間には蟇股を配し、二番目の虹梁の上には、大瓶束とその両脇に笈形を置きます。(同 8番目) 両脇間にニ天の像が立っています。向かって右が持国天、左が多聞天(毘沙門天)とのことです。 |