所在地 | ●瑞泉寺の受付を通り、右手の石段を上り、山門の手前右側にたっています。 |
庚申塔の概要 | 1基あります。
板状駒型で、上辺に日月、中央に青面金剛の像が邪鬼を踏んでたっています。 右の上の手には独鈷(どっこ:金剛杵(こんごうしょ)の一種で両端がわかれていないもの。金剛杵とはもとインドの武器で、密教では煩悩を破壊する法具として用いられ、両端が3つ、5つに分れるものなどがある)、中の手には矢、下の手には剣をもっています。 左の上の手には鈴、中の手には弓、下の手には頭髪を握られた人間が吊られています。 両脇には二童子の浮彫りがあります。二童子があるものは鎌倉ではこれが最初とのことです。 下辺に三猿が躍動的に浮彫りされいて、さらにその下には、二羽の鶏が配置されています。 旧地にあったときには、「庚申之供養」や享保八年(1723)三月八日の銘、施主名を刻んだ台石にのっていましたが、ここに移す際に台石は埋められてしまったとのことです。 市の有形民俗資料に指定されています。 (鎌倉の文化財第4集) |
庚申塔の現状 | 1基 記録の通り保存されています。(平成15年2月12日) |
全 景 |
庚申塔 |