所在地 |
●長谷盛久首塚は、由比ガ浜通りを長谷に向かい、鎌倉文学館へ入る道の手前150メートルほどのところ、右側にあります。
●庚申塔は、観世音、馬頭観音などの石塔と一緒に立っています。 ●私が子どもの頃にはこれらの石塔は歩道のところにありました。そこを踏むと祟りがあると聞いていたものですから、よけて通ったものです。うっかり踏んだ仲間がいると囃し立てたりしたものです。 ●さて主人公の「盛久」は平氏の侍大将主馬(しゅめ)盛國の末子で、平家が敗れた後、頼朝からお尋ね者になっていました。盛久は、人の背丈もある千手観音像を京都清水寺に奉納し、密かに千日詣でをして一族の冥福を祈っておりました。ところが密告され、当時京都にいた北条時政に捕らえられて鎌倉に送られてきました。この場所で処刑されようとしましたが、役人の振りかざした刀は折れてしまったと言うことであります。このほかにも不思議なことがおこり、盛久は赦免されたとのことであります。 ●首を切られずに済み、お目出度いはずなのに、「踏むと祟りがある」と言われるようになったのは「盛久頸座」の碑が示すように名前が不気味だったからでしょうか。 |
庚申塔の概要 | 3基
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庚申塔の現状 | 記録の通り3基あります (平成15年1月13日) |
全 景 |
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