所在地 | ●
円応寺は建長寺から巨福呂坂に向かう途中、右手の高台の上にあります。 庚申塔は石段を登った右手にあります。 |
庚申塔の概要 | 1基 板状、頂上に桃をもった猿が横たわっていますが、頭は欠損しています。 上部に2行「あらひ」「子そだて」と刻み、その下に「閻魔王」と大きく彫ってあります。 向かって左側面には、「元禄四辛未(1691)年九月吉日 新居山 圓應寺」とあり、右側面には、「庚申供養講中」とあります。 桃は悪魔を防ぐということですが、古くは古事記にもでてきましたね。 イザナギノミコトが黄泉の国のイザナミノミコト訪ねますが、変わり果てた恐ろしい姿を見て逃げだします。あとを追ってきたイザナミノミコトに桃の実を投げて難をのがれるといった話でしたね。 円応寺はいうまでもなく、地獄の閻魔さまを含め地獄の十王(初江王は国宝館に寄託中)に会うことができます。 三途の川で死者の衣を剥ぐという奪衣婆さんもおりますから今からお願いしておきましょう。 地獄の閻魔庁には、浄波璃(じょうはり)という水晶の鏡があり生前の行いが映し出されるそうですね。ここを訪れた時の姿が映し出されれば閻魔さまの判決も少しは違うのではないでしょうか。 |
庚申塔の現状 | 1基 記録の通り保存されています。(平成14年3月2日) |
全 景 と 庚申塔 |
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