所在地 |
●西念寺は、大船駅方面から今泉に向かうバスの停留所の「下瀬」と「上岩瀬」の中間、左手少し奥にある「いわせ青少年広場」の北側を通る道から入ります。 (お寺の前の道は旧道で、バスの道は新道だそうです。) 本堂のすぐ左手、裏の墓地に向かう道の左側、槙の木のうしろの岩壁の前に5基の石塔あり、そのうちの左から2基が庚申塔です。 記録では銀杏の根方となっていますが、銀杏は入口すぐ左手にあります。 ●このお寺は天文年間(1532-55)に開かれたそうです。 境内には岩瀬保育園があり、元気な子どもの声が響いておりました。 ●ここには「木屋夫妻像」という木像があり、実によくできているそうです。どのくらいよくできているものなのか、つぎのようなお話があるそうです。 木屋さんが亡くなったのち、いつまでも像をきれいに保つために年忌のたびに首を塗り替えることにしました。 あるとき、寺の人がその首だけをもって江戸に塗り替えに出かけ、途中旅館に泊まったときのことです。 見てはいけない大事なものと預かった旅館の女中さん、我慢ができずついに仲間をさそって包みを開けてしまいました。行灯の薄暗い光しかありません。箱の中から生首が睨んでいると思い、びっくり仰天。腰を抜かすもの、二階から転げ落ちるものと大騒ぎ。あとで木の像と分り大笑い、一件落着したそうであります。(「かまくら子ども風土記」から拝借しました。) |
庚申塔の概要 | 2基
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庚申塔の現状 | 記録通り2基あります。 (平成14年9月24日) |
全 景 |
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