三猿 (さんえん) | 見ざる、聞かざる、言わざる。三匹のものが多いが、それ以外のものもある。邪気を払う力があるという桃をもつものや、羽織を着たり、御幣をもつものなどがある。
猿との関係は、諸説あり
- 庚申の「申(さる)」から
- 庶民に身近な山王信仰との習合で、その使いである猿も取り入れられた、とするもの
- 三尸に告げられないように「見ざる・聞かざる・言わざる」に由来するなどがある
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鶏 | 暁を告げ、時刻を知らせる動物として親しまれ、夜を徹して行われた信仰との関係からとされる。また、申の翌日は「酉」からともいう。 | |
邪鬼 | 災いを調伏する青面金剛のシンボルとして、両足の下に一匹ないし二匹踏みつけられている。 | |
日月 | 上辺の左右につくものが多い。こちらも、夜を徹して行われた関係で、日や月への率直な信仰が庚申信仰にも含まれたのであろう。 | |
童子 | 青面金剛に侍す童子。(図では、左右の端にあるものです。) | |