■ 鎌倉へ
私は、西瓜が名産で銀山温泉が有名な山形県尾花沢市で、昭和28年に生まれました。
昭和49年に鎌倉市内に事業所のある企業に就職し、東京から通勤していました。翌年(昭和50年)に鎌倉市寺分へ、そして平成3年に市内笛田に転居し現在に至っています。
鎌倉は、日本中知らない人がいないほどの観光地であり、四季をとわず観光客が多いが、住宅地は緑も多く自分が住んでいる場所などは、畑・田んぼなど静かで住み易いところでもあります。
■ 登山からダイビングへ
学生時代から、冬には南アルプスの駒ヶ岳方面へ登山に行っていました。夏にはトレーニングとして丹沢登山をしていました。
昭和55年にメキシコのマヤ遺跡への旅をした折、カンクン(カリブ海)で素晴しい海と、ダイビングに出会い、魅せられダイビングへ進むことになりました。
■ スクーバダイビングとは
<歴史>
第二次世界大戦が終わってまもなく、アメリカではスキンとスクーバダイビングへの興味が高まり、独立したダイバーのグループがクラブを全国的に結成するようになりました。
1954年、YMCA、赤十字、科学アカデミー(National Academy of Sciences)の専門家が集まり、急速に発展を始めたこの活動の安全性に対処すべくCNCA( the Council for National Cooperation in Aquatics)を結成しました。1954〜1955年の冬にかけてCNCAのコース・アウトラインを使ってBernard E.Empletonが、米国で始めてスクーバのテストコースを開催しました。このコースで使われた資料が、1957年に「The Science of Skin and SCUBA Diving」(スポーツ潜水の科学と実際)として出版されました。このテキストは「The New Science of Skin and Scuba Diving」として第2版が出版され、それ以降第6版まで改定され、15年以上にわたって多くの団体で使われるようになりました。
YMCAは指導の独自のコースを発展させて、1959年に初めてYMCAスクーバ・インストラクターを認定しました。このプログラムはアメリカで最初のコースでした。
<スクーバとは>
英語のSelf
Contained
Underwater
Breathing
Apparatus
のアクロニムです。
<スクーバダイビングをするためには>
- スクーバ・タンク (普通の空気)
- レギュレーター (タンク内の圧力を呼吸に適した圧に自動的に調整しダイバーに供給する。
- ダイビングスーツ (低体温と皮膚の損傷から保護する)
- BC、BCD (水中では浮力を調節 水面では救命具同様)
- マスク (水中メガネ)
- フィン (足ヒレ)
- スノーケル (水面で顔面を水につけたまま呼吸できるようにする)
- ウェイト (余分の浮力を相殺し潜行を可能にする)
- ウェイトベルト (ウェイトを身体に固定する)
- 残圧計 (タンク内の空気の残量を表示する)
- 深度計 (潜水深度を表示する)
- コンパス (方位磁石)
- ダイブコンピューター (減圧症への罹患を回避するため、水深の履歴から減圧停止の必要性、手順などを計算しダイバーに指示するコンピューターである)
上記の器材を使用し新世界である海の中、綺麗なサンゴ礁・色んな生き物を見たりすることで、海の中はこうなんだと感動を覚えることが出来る。 又、海だけでなく淡水でもダイビング出来ます。
<注意>
一般の人が行うのは、「ファン・ダイビング」や「レクリエーショナルダイビング」という、海底の散歩や遊泳することを楽しむレジャーやレクリエーションとしてのダイビングです。
ヘルメット潜水服とスクーバダイビング(比較する写真(引用))
装備(ジャケットの裏に空気タンクがある。右のS字マークの器具はレギュレータ(SCUBAPRO社製))
■ 上級ライセンス取得とダイビングスクール開校
世界中の海でもぐるために国際ライセンスが必要です。更に、後進の指導にはインストラクター資格と同時に救急法の資格も必要です。国内では潜水士の資格、更に空気ボンベの充填には高圧ガス取り扱いの資格も必要です。これらは安全にスクーバダイビングを楽しむための条件です。初めは趣味で始めたダイビングですが、上級資格取得を目指し勉強しました。そして定年退職後、正式にダイビングスクール「かまくらダイバーズ」を開校しました。
各種免許証(右側はDANJapanによる酸素救急法の上級者免許)
潜水士免許証
<ライセンス>
ライセンスとは免許証のことを言い、スクーバダイビングにおいては潜水士と言います。
皆様が講習後に受け取っている物は、各団体が発行している認定書(CERTIFICATE)いわゆる C カード呼ばれているものです。Cカードは知識と技術の取得を証明する認定書です。
当方の上級講習は、エアーステーション、スイミングアセント、スクーバー着脱操作等です。
- エアーステーション
- プールの底に複数のスクーバセットを適切な間隔で置き、これをエアーステーションとして、水平潜水で、巡回する。
- スクーバから離れる時には必ずバルブを閉じる。
- スクーバ間の水平潜水では、必ず息を少しずつ吐き出して、次のスクーバに到着する時には、概ね吐き出した状態で、マウスピースをくわえ、バルブを開いて呼吸を開始する。この息を吐き出すことがスイミングアセントの訓練にもなる。
- スクーバ着脱操作(あらかじめ水中に輪を取り付けておく)
- ダイバーは、水平を保ちながら輪に向かい、ボンベを頭の前に持ち輪をくぐる。
- ダイバーは、くぐり抜けた後ボンベを頭上から背中に移動させる。
■ 「かまくらダイバーズ」の教育方針
スクーバダイビングを行う上で重要な基本技術には、
- 呼吸 (深くゆっくりとした呼吸が必要)
- 中性浮力(平均比重を水の比重と合わせ、体は浮く事も沈む事も無くなる)
- 圧平衡体(耳内、肺、頭部などに空間があり、水圧に応じて意図的に圧力を調整しなければ、激痛となり、場合によっては重大な障害が生じること)
などがあります。その為に「その人に合った講習」を心掛けています。
「かまくらダイバーズ」が大事にしていることが3つあります。
- 自分のことは 自分で行う事!
- 気配りをしっかり行う事!
- バデーシステムをしっかり行う事!
「かまくらダイバーズ」は、1985年に産声をあげてから、ずっと良い仲間たちに囲まれ今があります。 ダイバー仲間は主に神奈川在住の方々で構成されていますが、最近ではメンバーからの紹介で東京都、埼玉県、群馬県、千葉県からも葉山に足を運んでいただけるようになりました。
年齢層は26歳から65歳と幅広く、スキルも今まさに始めたばかりのオープンウォーターからインストラクターまでおります。ダイビング雑誌主催のフォントコンテストで、2年連続優勝者もいます。
スキルアップ講習とファンダイブは、主に葉山・大瀬崎で行っております。
スキルアップ講習は歴史ある旧 YMCA アンダーウオータープログラムを基本に行っています。
ファンダイブは個人のスキルや興味に合わせて葉山・大瀬崎の生態系や地形を楽しめるダイビングを行います。
国内イベントは大瀬崎・河津・その他、海外ツァーは年に1回企画しています。
国内写真集(葉山)
過去に企画した海外ツァーの場所は、サイパン 12回、ロタ島 6回、パラオ1回でした。
海外写真集(ロタ島)
■ 和賀江島の潜水調査
平成10年1月市民団体「和賀江嶋の復元の会」(高柳英麿代表)が、全国で史跡保存活動を展開している「日本ナショナルトラスト」と運輸省に働きかけ、現地調査を行って危機的な状況にある史跡の保存・復元に向けて第一歩を踏み出しました。
神奈川スクーバダイビング協会に和賀江島の調査依頼があり、参加しました。地元漁業組合や逗子マリーナの協力を得て測量も行い、日本最古の港湾遺跡の全貌が判明しました。波止場は伊豆の丸石を積み上げたもので、修理されなくなって久しく、現在は大潮のとき上部が露出する程度に崩れています。平均水深は3メートル程度ですが水中に人工構築物と思われる遺跡もありました。
(左)調査風景 (右)逗子マリーナー側から見た和賀江島
(左)その岩に人工的な穴が (右)遺構の一部
和賀江島現況
(左)国道134号線側からの遠景−−手前は砂浜(中央の色が変わった部分は
大潮のときのみ現われる部分。さらに遠くの黒い筋が和賀江島 (右)逗子マリーナ側からの展望−−遠方左隅に江ノ島が見える。港湾遺跡がしっかり見えるのは大潮の干潮に限る。編集部撮影:2014/6/27 11:00頃。)
■ 愛する海−−江ノ島の釣り客マナー教室−−
最近の釣りブームはすごい。江の島界隈にも多数の釣り客がおとづれている。しかしその40%は初心者ということで、そのマナーの悪さが問われている。特にあまったコマセ(撒き餌)を捨ててゆくと、それが海底の汚泥の原因になる。 ダイビングをしているとよくわかる。そこで釣り客のマナー教育について関係者と相談した。釣りというのはダイビングと違って全国規模の組織が 充実していることがわかった。直近では全日本釣り団体協議会と2014年8月頃から具体的な啓発活動を開始する予定です。美しい海を維持するには 利用者が日ごろから注意することが何といっても大切です。
■ リンク集
▲かまくらダイバーズ BBS
▲(一般社団法人)全日本釣り団体協議会(全釣り協)
▲スクーバ・ダイビングとは
▲
ダイビング器具
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