■根っからの新聞記者 今の私は「鎌倉朝日」と切り離して自分を語ることは出来ませんね。(笑い) 鎌倉朝日を通じて、鎌倉を見たり、鎌倉の将来を考えたりしています。
鎌倉朝日の取材で、毎日いろいろなところに顔を出しますが、そこで過激 な発言をすることがあります。(笑い) 鎌倉は、山と海に囲まれた自然の砦ともいわれ、鎌倉幕府が開かれてから 800年を数えます。 京都や奈良と違って武家による政治の中心地となり、日本の歴史に新しい一ページを加えました。 四十キロ平方しかない狭い土地に、150ほどの寺院・神社があり、3,500体ほどの仏像がまつられています。 これは、鎌倉に花開いた中世文化の証でもあります。 いかにして、中世の政治と文化の発祥の地を後の世に伝えていくのか、これがこの地に住む人に課せられた責任でもあります。 緑と文化を守りながら、鎌倉の活性化を成し遂げてゆく。これは並大抵の ことではないのですが、大胆な発想と思い切った転換が必要だと思います。
などなど、物議をかもす発言は、鎌倉の自然と中世の遺構を守るために常々考えていることから発するわけです。(笑い) ■市民のための「鎌倉朝日」 鎌倉朝日は朝日新聞専売所(ASA)の読者サービスの一つとして1979 年4月に創刊されました。 月1回(原則第1月曜日)の発行で、02年8月号で281号になります。 鎌倉を中心に、湘南一帯に配布されます。 発行部数は7万部です。
特に力を入れる記事は一面のトップ記事です。 話題性、時代性、独自性、地域性など新聞記事に要求されるあらゆる要素 がうまくミックスすると「ヤッター」と叫びたくなります。(笑い) 二、三面は鎌倉の近代史に関連した郷土史、人の紹介、行事や祭りなど 「街角」の記事です。 四、五面は行事お知らせの記事で、広報の手段を持たない人たちのお役 に立てば良いと思っています。
取材には協力的なところもあれば難儀するところもあります。 また、思うように書けず恥ずかしい思いをすることもあります。 各面の連載物や記事の反響は毎号沢山あり、新聞を心待ちにしている読 者がいることは大きな励みになります。 市民が支える市民のための「鎌倉朝日」でありたいと願い、毎日鎌倉市 内を駆けずり廻っています。(笑い) Copyright (C) Kamakura Citizens Net / Kamakura Green Net 2001 All rights reserved. |