夷堂橋
(えびすどうばし)
昭和七年(1932)三月建 鎌倉町青年団
碑文
鎌倉十橋の一にして 此辺は 往昔夷堂ありしといふ 此川 は上流にて胡桃(くるみ)川と いひ 浄明寺門前に至り滑 (なめり)川の名あり 文覚(も んがく)屋敷と伝へらるる辺 は坐禅(ざぜん)川と唱へ 此 辺は夷堂川と呼び 延命寺の 傍よりスミウリ川と名つけ 閻魔(えんま)堂址の辺にては 閻魔堂川といふ
説明
この橋は鎌倉十橋のひとつです。ここには昔夷堂があった と言います。この川は現在は 滑(なめり)流といいますが、 昔は場所によって多くの呼び 名がありました。上流では胡 桃(くるみ)川といい、浄明寺 門前では滑川といい、文覚 (もんがく)屋敷跡の辺りでは 坐禅(ざぜん)川といい、この辺りでは夷堂川と呼び、延命 寺の辺りはスミウリ川とい い、閻魔(えんま)堂跡の辺は 閻魔堂川といいました。 位置
小町1-12-12の本覚寺山門前と 夷堂橋(えびすどうばし)の間 に建つ