源平池
(げんぺい・いけ)
昭和十二年(1937)三月建 鎌倉町青年団
碑文
寿永元年(1182)四月 源の頼朝の命により 専光坊並に大庭平太景義等奉公して境内に池を掘りしこと 東(吾妻)鑑に見ゆ 一説に 夫人政子 源家の興隆を祈請して此の池を造作せしめ 東池に白蓮 西池に紅蓮を植え 源平の旗色を表はしたりと伝へられ源平池の名あり
説明
吾妻鑑(あずまかがみ)によると「1182年4月に、源頼朝(よりとも)が、専光坊(せんこうぼう)や大庭景義(おおばかげよし)らに八幡宮内に池を掘らせた」と書いてあります。またある説には、頼朝の妻の政子が源家が栄えることを願ってこの池を造らさせ、 東の池には白い蓮(はす)、西の池には赤い蓮を植えさせて、源平の旗の色を表わしたと伝えられており、それで源平池という名前が付いているということです。 位置
雪ノ下2-1-34,八幡宮三の鳥居左奥で,小池みやげ店の北の池のほとりに建つ。