藤原仲能之墓
(ふじわらなかよし・のはか)
昭和十一年(1936)三月建 鎌倉町青年団
碑文
此処は道智塚或は阿古耶尼(あこやに)の塚と伝へられしも 海蔵寺伝に拠り 藤原仲能の墓所と考察せらる 仲能は従五位下前能州大守にして鎌倉幕府評定衆たりしが 後年 海蔵寺中興の大檀越(檀家長)となり 建長八年(1256)十二月九日寂し 道智禅師と称(たた)へられしものの如く 其位牌同寺に現存す
説明
この場所は、道智(どうち)の塚または阿古耶尼(あこやに)の塚であると伝えられていますが、海蔵(かいぞう)寺の伝えによりますと、藤原仲能(なかよし)の墓と考えられます。仲能(なかよし)は、鎌倉幕府の重臣でしたが、その後、海蔵寺の発展に尽くしました。 1256年12月9日死に、道智禅師と言われたらしく、その位牌(いはい)がこの寺に現存しております。 位置
梶原5-9-1,源氏山葛原神社の社務所の東方20メートルに建つ。