乱橋
(みだればし)
昭和四年(1929)三月 鎌倉町青年団
碑文
乱橋又濫橋と作り 一石橋の名なり 橋の南方に連理木ありて名高し 東(吾妻)鑑に宝治二年(1248)六月の条に 十八日寅刻 濫橋の辺一許町以南 雪降り其の辺霜の如し なとあり 辻町と材木座とを境する細流に架せる逆川橋と共に 鎌倉十橋の一なり
説明
この橋は鎌倉十橋のひとつであります。その名を乱橋または濫橋と書く石橋です。この橋の南の方に連理(れんり)木があって、有名でした。吾妻鑑(あずまかがみ)によると、1248年6月の記録に、18日の午前4時頃濫橋の辺に雪が降り、 その辺りは霜のように白くなった、と書いてあります。辻町と材木座との間の細流に架かる逆川橋とともに十橋のひとつです。 位置
材木座3-15-6付近で,水道橋交差点から南130メートルの西側に建つ。