問注所旧蹟
(もんちゅうしょ・きゅうせき)
大正六年(1917)三月建之 鎌倉町青年会会
碑文
元暦元年(1184)源頼朝 幕府東西の廂(ひさし:脇屋)を以て 訴訟裁断の所と為 す 之を問注所と称す 其の諸人群集し時に喧騒に渉ることあるを厭(いとう:嫌う)ひて 正治元年(1199)頼家之を邸外に遷(移)す 此の地即ち其の遺蹟なり
説明
1184年に、源頼朝は、大蔵幕府の東西の脇の建物を裁判所とし、これを問注所といいました。そこは、いろいろな人が大勢集まり、時には喧嘩になることもありました。源頼家(よりいえ)は、これを嫌って、 1199年に問注所を屋敷の外に移しました。この場所がその跡であります。 位置
御成町9-18付近で,御成小学校前のT字路の東北端に建つ。