日蓮上人祈雨旧跡
(にちれんしょうにん・きう・きゅうせき)

 

昭和三十一年(1956)三月建 鎌倉友青会


碑文

古称金洗沢は此の池辺なり 文永八年(1271)六月 天大いに旱す 幕府 良観房忍性(にんしょう)に命じて雨請の修法をなさしむ顕(あらわれ)なし 時に日蓮此の池畔に雨を祈る 忽ち(たちまち)甘雨地を潤(うるお)すという  世に伝えて日蓮上人祈雨の霊跡となすは此の地なり

説明

古い呼名での金洗沢(かねあらいざわ)は、この池の辺りです。1271年6月に、雨がまったく降らなかったため、幕府は僧の忍性(にんしょう)に命じて雨ごいを行わせましたが効果は無ありませんでした。その時、日蓮(にちれん)がこの池のほとりで雨ごいをすると、 たちまち雨がふり出し大地をうるおしたと世に伝えられています。その日蓮上人の雨ごいの場所がここであります。
位置
七里ガ浜1-14-13付近で,霊光寺への道標と供に日蓮上人雨乞霊蹟道の石碑在り,その奥10メートルの所に建つ。


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