相馬次郎師常之墓
(そうまじろうもろつね・のはか)
昭和七年(1932)三月建 鎌倉町青年団
碑文
帥常は千葉介常胤が第二子にして 相馬氏を嗣(つ:継)ぎ 巽荒神(たつみこうじん)の辺に邸を有せしが 元久二年(1205)十一月十五日 歳六十七を以て端座(正座)合掌の裡(うち)に決定往生を遂(と)げ 其結縁として僧俗の人々集り拝せしといふ 窟中の宝篋印塔(ほうきょいんとう:墓碑石塔)は即ち帥常の墓なり
説明
相馬帥常は、千葉介常胤(ちばのすけつねたね)の次男であり、相馬家を相続し、巽荒神(たつみこうじん)の辺に住んでいましたが、1205年11月15日に67歳で、正座し合掌したままで亡くなりました。その姿を拝もうと人々が集ったと言うことです。 岩の中の石塔は帥常の墓であります。 位置
扇ヶ谷2-9-1付近で,英勝寺の前の踏切りを渡り,線路の東側を北に200メートル進むと,東への小道が在り,70メートル先の突当る所に建つ。