勝長寿院旧蹟
(しょうちょうじゅいん・きゅうせき)

 

大正六年(1917)三月建之 鎌倉町青年会


碑文

院は文治元年(1185) 源頼朝の先考(亡父)義朝を祀らんが為に草創する所 一(いつ)に南御堂(みなみみどう)又大御堂(おおみどう)と言う 此の地を大御堂が谷(やつ)と言うは是が為なり  実朝及び政子も亦(また)此の地に葬られたりと伝へらるれども 其墓今は扇が谷寿福寺にあり

説明

勝長寿院は1185年に、頼朝が父の義朝(よしとも)を祭るために建てた寺であります。別の名前として、南御堂(みなみみどう)とも、大御堂(おおみどう)とも言います。この辺りを大御堂が谷(おおみどうがやつ)と言うはこのためです。頼朝の子の実朝(さねとも)と妻の政子をこの地に埋葬(まいそう)されたと伝えられるますが、現在それらの墓は、扇が谷(おおぎがやつ)の寿福(じゅふく)寺にあります。
位置
雪ノ下4-6-20,金沢街道から大御堂橋を渡り,すぐ左折し30メートルで右折し川に沿って150メートル南下した所にある十字路の南西角に建つ。


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