デジタル放送最前線 続編
2月号で「デジタル放送」のことを書かせてもらったが、今年の12月にいよいよ「地上波のデジタル化」が始まるというのに、余り盛り上がってこないのは何故なんだろうか。ひとつはデジタル放送を行うにあたって、従来の(今、皆さんで観ておられる地上波の放送)放送が全て関東地区は東京タワーから電波が発せられているのだが、多摩とか八王子とか他の地区でその電波が弱いために中継して強める中継局を作って放送している。この中継局が使っているUHF帯を今回の地上波デジタルが使うため、別の帯域に移さなければならない。これの影響うけている一戸、一戸を回ってチャンネル調整を行うことが必要になってくる、今年の12月に始まるというのに、このていたらくではデジタル開始といっても、この作業が終わるまでは、混信を来たすために全面的には出来ない。鎌倉、逗子にやって来るには、まだまだ時間がかかりそう。この辺が、一機にデジタル化の気運が盛り上がらない大きな要因であろう。それはともかくとして、デジタル時代は間違いなくやって来る。私どもとしても、このエリアの皆さんのデジタルテレビの普及度をにらみながら、ケーブルを通してデジタル放送を配信していきたいと考えている。
鎌倉ケーブルテレビ広報誌
「チャンネルガイド」 平成15年4月号掲載 |
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