6月8日、鎌倉市教養センターにおいて、NPO法人鎌倉ガイド協会の自主研修会が開催されました。
今回のテーマは「お釈迦様再考~ヒンドゥー教と仏教~」で、講師は当協会ガイドの田嶋早苗が勤めました。
講演は、仏教の定義から始まり、お釈迦様の一生とその教え、ヒンドゥー教と仏教についてと広い範囲にわたり、初期の仏教の姿が解説されました。
お釈迦様の姓はゴータマ、名はシダッダ、紀元前4、5世紀頃、現在のネパールに王子として生まれました。29歳で出家し、苦行の末、35歳で悟りを開きます。ガンジス川流域で人々に教えを説き、80歳で入滅しました。
お釈迦様はその教えを何も書き残さなかったため、弟子達は入滅後、その教えを整理し、文字で記録しました。それが経典です。お釈迦様の教えは三法印(または四法印)や四諦(したい)等で示されています。
ヒンドゥー教は、紀元前1500年頃インドに進入したアーリア人が、現地に同化しながらバラモン教文化を確立し、インドの思想・文化の中心となるとともに、原住民に文化宗教として取り入れられ発展して行ったものです。
この他、仏教やヒンドゥー教の神々についても説明がありました。
宗教は複雑で、その全体像を掴むのはなかなか難しいですが、この日の研修は私たちのガイド活動に参考になる研修でした。
今回の研修会参加者は、61名でした。

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