10月12日鎌倉市教養センターにおいて、鎌倉ガイド協会の自主研修会が開催されました。
本年度のNHK大河ドラマ は「光る君へ」ですが、当協会でも『源氏物語』と作者・紫式部に因んで3 月と7月に講座と史跡巡りを実施し、多くの皆様にご参加いただきました。10月の研修講座はこれらに関連させて「紫式部の生きた時代-『紫式部日記』に見る宮廷生活」と題して協会員の平田重樹が講師を務め開かれました。講師の平田はガイド歴16年の中世史に深い造詣を有するガイドです。
紫式部の生きた時代は、天皇を中心とする貴族・摂関政治が隆盛だった平安中期であり、明確な身分制度がありました。その格付けによって出世も結婚もすべてが左右されたこと、貴族子女の生活、紫式部が女房として過ごした宮廷生活を著した『紫式部日記』について等々、当時のリアルな宮廷生活の実態について話を聞くことができ、参加者の興味は尽きませんでした。
鎌倉ガイド協会では、会員の知識と教養を深める自己研鑽のひとつとして、毎月第二土曜日に自主研修会を実施しています。

        

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