鎌倉駅東口近くの「鎌倉婦人子供会館」は、高濱虚子が生前最後の句謡会を開いた場所です。2月1日この鎌倉婦人子供会館において、虚子生誕150年記念「鎌倉ゆかりの俳人・高濱虚子のあしあと」講演会が開催されました。
講師は当協会ガイドの田中小百合が務め、俳句の成り立ちから、虚子の生い立ち、正岡子規との関係、虚子が鎌倉に来るまでのいきさつ、虚子が鎌倉に残したあしあとと解説し、後半は虚子をめぐる人々、二女星野立子のこと、さらに夏目漱石・芥川龍之介・久米正雄などとの俳句つながり、虚子ゆかりの地と俳句と続き、最後は、講師自身が考える虚子像の紹介で締めくくりました。
寒い中来場されたほぼ満席の参加者は、熱心に聞き入りメモを取っていました。
講師の田中は、俳句を趣味として愉しんでいた母の影響で俳句を始めました。ガイド協会入会後、史跡めぐりのテーマを探していた時「高濱虚子」に巡り合い、今も虚子の曾孫の星野高士先生の俳句の会「すずかけ会」に入り、俳句の研鑽を続けています。
講演会の冒頭では、鎌倉婦人子供会館の井上史子理事からもご挨拶をいただきました。
第2回講演会は2月18日に開催されます。お申し込みはまだ間に合います。どうぞご参加ください。
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